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『ラヨーク』(''Раёк'', ''Rayok'')は、19世紀ロシアの作曲家モデスト・ムソルグスキーが作詞・作曲した風刺歌曲。1870年に作曲、翌1871年に出版された。 ラヨークとは、定期市や縁日などの見世物小屋に見られるロシアの民俗のひとつで、箱型の小さな舞台を、拡大鏡をはめ込んだ二つの穴からのぞき込んで見ることから「のぞきからくり」とも呼ばれる。舞台では回転する絵巻や滑稽な人形劇が演じられ、ラヨークシニク(のぞきからくり師)と呼ばれる弁士が口上を述べる〔マース p.147〕〔森田 pp.116-117〕〔ロシア音楽事典 p.378〕。 ムソルグスキーの『ラヨーク』は、ミリイ・バラキレフが主導し、ムソルグスキーも属していた「力強い一団(ロシア5人組)」のグループと対立する音楽人たちを登場させ、風刺している〔ロシア音楽事典 p.378〕。この時期、ムソルグスキーは1869年にオペラ『ボリス・ゴドゥノフ』の初版を完成させ、初演をめざして帝室歌劇場に総譜を送ったころに当たっており、当時のロシア・サンクトペテルブルクの音楽界の事情を端的に描いた作品となっている〔森田 pp.116-117〕。 == 構成 == 以下の6つの部分からなる。なお、各標題は第二稿の自筆譜による〔ロシア音楽事典 p.378〕。 # 口上 # 神のご加護を持って;ザレンバ # ロスティスラフ;F.M.トルストイ # ファミンツィン # A.N.セローフ # 讃歌 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ラヨーク (ムソルグスキー)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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